優良ストック住宅推進協議会 建物評価でシンポ 中古住宅流通は変わるか 築20年超でも価値認める市場へ
住宅新報 2015年3月24日 号 13面

協議会の活動状況などが報告された
優良ストック住宅推進協議会(=スムストック、和田勇会長)は3月13日、「日本の中古住宅流通が変わる」と題したシンポジウムを開いた。 同協議会は08年に住宅メーカー10社によって設立された。主な活動としては加盟会社がこれまでに販売したストックの建物評価手法と項目の確立、「スムストック」(優良中古住宅)の条件設定と実際の査定、「スムストック住宅販売士」資格制度の創設などを行ってきた。
一般的には築20年で価値ゼロとみなされている木造建物だが、同協議会では建物評価に当たり、全体の6割を占めるスケルトン(構造躯体)の耐用年数を50年、4割を占めるインフィル(内装・設備)を15年とすることや(いずれも残価は10%)、独自の補正率と調整率を設定。この評価手法により、築21年以降の建物でも平均成約価格が517万円(土地代は別)という査定実績を上げている。スムストックの成約件数自体も順調に増加していて、14年度は約1200件に達する見込み。
シンポジウムでは、国土交通省の坂根工博住宅政策課長と中川雅之日本大学経済学部教授の両氏による基調講演の後、パネルディスカッションが行われた。土地と建物を分離して価格表示する意義や、中古を購入する消費者の最新動向などが話し合われた。

















