旭化成ホームズ 〝コミュニティ賃貸〟開拓 オーナー、入居者をマッチング
住宅新報 2015年1月13日 号 11面
「へーベルメゾン」ブランドの賃貸住宅を販売する旭化成ホームズは、子育て、ペット共生、女性限定といった切り口の賃貸住宅を「コミュニティ賃貸」と位置付けて、新たな賃貸住宅の需要拡大に力を入れている。
近年、都市部も含めて賃貸住宅市場では賃料下落や空室、駅遠立地による競争力の低下などのリスクが顕在化してきていることに加え、相続対策をはじめとして土地活用を迫られるオーナー側も従来型の賃貸住宅では差別性がないという意識が高まっている。一方で子育てに関わる不安、ペットを飼いたい、隣人が分からない不安など入居者のニーズも多様化している。同社では、賃貸住宅の長期安定経営のカギは、こうしたオーナー側と入居者側のニーズのマッチングにあると判断。「不変の価値を提案」できる賃貸住宅として、これまでにペット共生の「プラスわんプラスにゃん」(06年発売)、子育て向けの「母力(ぼりき)」(12年発売)、単身女性が安心して暮らせる「ニューサフォレ」(14年発売)を商品化してきた。いずれも、住まいや暮らしに同じような問題意識を持っていたり、こだわりを持った入居者同士が自然のうちにコミュニティを醸成していける仕掛けを取り入れたのが特徴だ。
東京都武蔵野市内のバス便の立地条件で「母力」を建築したオーナーは、複数の土地活用、相続対策として、ドラッグストア、老人ホーム、福祉事務所等の提案を受けたが納得がいかず、地元企業の社宅として活用を考えていたところに、「母力」を知り共感したという。完成から2年が経過した現在、「子育て家族の笑顔を見るとうれしく思い、近所の評判もいいと話す。


















