高額受注で好発進 セキスイハイム タイ事業旺盛なアッパー層
住宅新報 2014年12月16日 号 13面
海外事業を成長分野に位置付ける積水化学工業・住宅カンパニーは、13年に鉄骨ユニット構造の戸建て住宅を量産できる最新鋭のタイ工場の生産を開始した。経済成長著しい首都バンコク首都圏のアッパークラスの旺盛な住宅需要を受けて、大型物件の受注を伸ばしている。
販売状況は、「アルティメート」シリーズが平均床面積90坪、平均販売価格4500万円、「スマート」シリーズも同60坪、同2000万円と高額帯の受注が好調で、14年度は200棟の販売を見込んでいる。首都圏での受注営業に加えて、今後は郊外部で地元企業や地主との協業体制を構築し、棟当たり4500万円クラスの受注を更に拡大していく計画で、4タイプのデザインを用意した新商品「ハーモニー」シリーズも投入する。
現地法人との合弁会社で販売営業を担当するジャー氏は、「以前は100人に1人の受注率だったのが、住宅の品質やブランドの認知が進んで1割の受注率に高まった」と販売状況を説明する。背景には、タイ進出にあたり同社が事業戦略に掲げた、(1)体制づくり、(2)品質・性能・短工期、(3)高級ブランド構築の3本柱が、現地に浸透し始めたことがある。日本と同等の性能、品質を担保するため、現地職人の育成や施工の研修センターも稼働済み。「セキスイハイム」のタイ移植は着実に進展を見せている。


















