積水化学住環境研 居住者の意識調査 〝省エネも、快適さも〟 身近なゼロエネルギー住宅
住宅新報 2014年9月23日 号 15面

太陽光発電システム・ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)搭載ユーザーの住まい方と省エネ意識
積水化学工業住宅カンパニーとグループのシンクタンク機関の住環境研究所が、共同で実施した「太陽光発電システム・ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)搭載ユーザーの住まい方と省エネ意識」に関するアンケート結果をまとめた。ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化に向けた消費電力と住まい方の関係性を探るのが目的。
調査結果からは、(1)少しの暮らしの工夫だけでゼロ・エネ・ハウスにできる、(2)ゼロ・エネ・ハウス居住者も快適性を重視している、(3)節電は意識するが行動に結びついていないユーザーがいる、(4)若年層と40代以上では省エネの仕方、意識が違う、といった特徴が浮かび上がった。
暮らしの工夫では、暖房に対する省エネ行動がより効果が高いことや、給湯・照明についても余分なエネルギーを使わない生活をしている傾向が分かった。また、快適性と省エネ性のどちらを優先するかについては、快適派が66%、省エネ派が34%と分かれた。半面、ゼロ・エネ・ハウスが実現できているユーザーでも、過半数以上が快適性を優先していることも分かった。
更には、全体の7割以上が節電意識が高いものの、そのうちの約3分の1は消費電力量が多かった。これらは省エネ行動が実践できてない表れで、効果的な行動を啓発する必要があるとしている。もう1つの傾向が、快適派の割合が多かった若年層でも常時冷暖房を運転しているのが一般だったが、入浴や夕食の過ごし方、照明の使い方などが結果的に省エネ行動に結びついていたという。
同社では、「意識と行動にはギャップがあるものの、自邸のZEH度合いを知ることは省エネ生活促進の一つの要素になる」として、「快適さを維持しながらも、ZEHを実現したい」ところにユーザー心理があると分析している。
この調査は、次世代省エネ地域区分の1地域、2地域を除く全国を対象に、積水化学が供給したHEMS設置のオール電化・太陽光発電搭載のセキスイハイムに居住する延べ床面積160m2未満の単世帯が対象。711邸から有効回答を得た。

















