子育て世帯の夫の家事・育児 協調性高く自信は低め 共働き家族研 25年間の変遷を報告
住宅新報 2014年7月15日 号 11面
旭化成ホームズの社内研究機関である共働き家族研究所はこのほど、「いまどき30代夫の家事参加の実態と意識」と題する報告書をまとめた。89年に設立された同研究所が、これまでの調査研究による25年間の変化などを踏まえながら、現在の共働き家族の実態を探った。
報告によれば、「家事は女性」という意識が強かった25年前と比べると、現代は夫の家事・育児への関与度が高く、夫婦が共にスクラム体制で仕事と家庭を両立させている実態が明らかになったという。
そうした中でも、妻をサポートしたい意識を持ちつつも、夫が家事に自信が持てない傾向も見受けられ、育児・家事を完璧にこなせる夫は3割程度にとどまった。
夫婦それぞれのタイプを分析したところ、夫の8割は育児協力は当然ととらえている一方、完璧な家事を目指さない妻は約8割にのぼった。家事は「やれる方がやる」という姿が子どもにも好影響を与えるととらえていると分析。夫の家事関与をどのように増やすかを課題として挙げた。
報告書では、夫の家事参加を阻害する要因を解消する生活や住まいの改善提案を、夫の目線で考察した。
阻害している要因としては、家事に対して(妻から)文句を言われる、育児には参加できているが調理、洗濯、衣類管理では関与が低いといった要因が浮かび上がった。モチベーションを引き上げるには、「褒めて伸ばす」「経験を増やす」ことがカギを握っていると指摘した。
旭化成ホームズでは調査結果を踏まえて、共働き子育て世帯を支援する住まいの設計提案を強化していく。夫が家事で困るポイントとして3つの改善提案を抽出。夫婦が共同作業しやすい「マルチアイランドキッチン」、洗濯兼室内干しができる2畳ほどのコンパクトスペース「ランドリーサンルーム」、衣類などを一か所に収納できる「デイリークローゼット」の3アイテムを積極提案していく。

















