三井ホーム 無柱大空間の木造工場 大型施設へ可能性追求
住宅新報 2014年6月10日 号 11面
三井ホームが、事業主である三井不動産から設計・施工を請け負った同社過去最大となる約150坪の無柱大空間を確保した木造枠組壁工法の植物工場が千葉県柏市の「柏の葉スマートシティ」内に完成した。地上1階(一部2階)建て、延べ床面積約1253m2の木造工場で、同社によると国内最大級という。新工場は6月から、水耕栽培によるレタスなどの生産、出荷を本格稼働する。
同社は、建築コストの低減、工期短縮、減価償却期間が短いなどを木造枠組壁工法のメリットとして、「with wood」の総称で施設系建築事業の拡大に取り組んでいる。医療・福祉施設、幼稚園などの文教施設や商業施設などの建築では既に多くの実績があり、「大空間建築の実現を契機に、今後ますます木造での大規模施設系建築の可能性を広げていく」(同社)としている。
基本構造となる枠組材を、断面が38ミリ×184ミリのツーバイエイト(2×8)の構造材を使用。天井高6メートルの大空間を確保するために、2×8で構成する柱を455ミリ間隔に配置した。また約20メートルのロングスパンが確保できる長さ20メートル弱の特殊トラスを採用し、無柱空間を実現した。壁材には、一般住宅の倍の厚みとなる断熱材ロックウール180ミリを充填し、植物の生育に適した温度を保てるように、断熱・気密性も高めた。

















