今週の糸口 ◇85 住まいは何のために
住宅新報 2014年3月25日 号 24面
連載: 今週の糸口
〝全戸異なる間取り〟とまではいかないが、木造2階建て・総戸数6戸に4タイプの間取りを採用したアパートが誕生した。同じ間取りは1階と2階に2戸ずつしかない。ポラスグループのポラスグランテックが手がけた(別掲記事)。
同グループの女性社員が中心となって、女性が望む代表的なライフスタイルとして4つのコンセプトを選択。それを専用面積50m2前後のアパートで実現できるよう間取りを工夫した。追求したのは、(1)友達を呼ぶ、(2)家にいる間に美しくなる、(3)アクティブに暮らす、(4)家で趣味を楽しむ――という4つのスタイル。
住まいが住み手のライフスタイルを実現するためのものならば、集合住宅といえども、個々の住み手に合わせて間取りは全戸異なるのが自然だ。約600万戸のストックがある分譲マンションは、その大半が同じ間取りだと思うから、これまでのマンション購入は、ライフスタイルの実現が第一義ではなかったのだと推察できる。

















