新刊 『居住福祉産業への挑戦』 鈴木静雄・神野武美編著 日本居住福祉学会「居住福祉叢書」第1弾
住宅新報 2013年6月11日 号 9面

居住福祉産業への挑戦
日本居住福祉学会の「居住福祉叢書」シリーズの第1弾。編著者は共に学会理事で、鈴木氏は中堅ディベロッパー・リブラン会長、神野氏は元朝日新聞記者のフリーライター。鈴木氏は序章「新しい日本国土再生にむけ、居住福祉産業へ転換せよ」、神野氏は終章「時代が変わった、と認識しよう」をそれぞれ執筆しているが、ここでの主役は住宅・不動産関連企業など14社の取り組み事例である。
「女性が創る居住福祉」章では大里綜合管理、チューリップ不動産、大成有楽不動産。また、「医療が身近にある住生活」章ではドムスデザイン、イノーヴ。更に「コミュニティと子どもを育むマンション・ライフ」章でリブラン、アスコット、不動建設。ポラスグループとビーバーハウスは「地域産業としての住宅づくり」章で、アーバン新富、東京都宅建協会板橋支部、藍設計室、大阪不動産コンサルティング事業協同組合は「居住福祉の支援システム」の章で登場する。
住宅・不動産業各社が取り組んでいる事例を紹介したものだが、その取り組みと、住居をすべての基盤とする居住福祉の考え方とが見事に重なり合う。
副題に「バブルと崩壊の連鎖からの脱却!」「思想なき不動産・住宅産業の時代は終わった!」とあるが、今後の住宅産業のあり方や新たな可能性を指し示しているようでもある。
A5判、本文138ページ。本体価格1400円。東信堂刊。

















