今週の糸口 賃貸住宅には「思想」が必要
住宅新報 2013年2月5日 号 11面
連載: 今週の糸口
日本の空き家総数760万戸の過半(55%)は賃貸住宅で、その数は413万戸もある。オーナーの身になれば空室問題は深刻だが、起きるべくして起きた構造的問題でもある。
なぜなら、賃貸住宅の中心的需要層である25~34歳人口は減少を続けているのに(75年2000万人→00年1800万人→25年予測1200万人)、貸家の着工は続き供給過多が加速しているからである。新築分譲マンションの約1割が、貸家として市場に出ているという分析もある。
空室は構造的問題である以上、従来の発想による対策(画一的内装、通常の設備更新など)を施しても、ほとんど効果はない。発想の転換が必要である。

















