今週の糸口 血より濃い絆は生まれるか
住宅新報 2013年1月15日 号 13面
連載: 今週の糸口
年明けとともに、3つの記者発表が相次いだ。東京セキスイハイムの「スマートハイムシティ立川幸町」のまちづくり、三井不動産が慶応大学、タニタと共同で開発した賃貸住宅居住者向けの健康サーポートサービス、旭化成不動産レジデンスと東急不動産が初めて共同開発したJR常磐線三河島駅前のタワーマンションの3プロジェクトだ。
3つに共通しているのは、コミュニティ重視の思想だ。11年3月に発生した東日本大震災以降は、大半の住宅開発プロジェクトに採り入れられていると言ってもいいが、もう一つの背景となっているのが、単身または2人だけなど小家族世帯の増加だろう。
つまり、これまでは核家族など血縁を中心としたコミュニティが社会の最小単位を構成していたが、小家族世帯の増加により、それだけでは地域社会の弱体が避けられなくなってきたということだ。

















