居住者の健康をサポート 三井不・慶応大・タニタが共同研究 賃貸住宅に専門家が常駐 〝3日坊主〟から脱却
住宅新報 2013年1月15日 号 12面
三井不動産、慶応義塾大学、タニタの3者は、住宅内で居住者の健康増進をサポートする独自サービスの共同研究を始めた。これは、パーソナル・ヘルス・デザイン(PHD)と名付けられた新サービスで、1月11日から「大川端リバーシティ21」エリアで実施している。2年間の実証実験を行い、実用化を目指す。
具体的には、看護師資格を持つタニタの専門コンサルタントがマンツーマン形式で、オーダーメードの健康プランを作成し、6カ月をワンクールとするプログラムを実施していく。例えば「生活習慣病を予防したい」「禁煙したい」「実年齢より若く、見られたい」「フルマラソンを走りたい」など、様々なニーズを持つ依頼者が〝3日坊主〟にならずに目標を達成できるようサポートしていく。
会費は月額7500円。三井不動産は2年間の実証実験後は、同社が供給する都市型賃貸住宅「パークアクシス」シリーズの中で採用していく計画。将来的には、分譲マンションや戸建て住宅など、三井不動産の住宅居住者全般に広げていく可能性もある。今回は「大川端リバーシティ21」の西側ブロックに住む約1200世帯を対象に会員を募集する。
サービスの一環として、ピアウエストスクエア(賃貸棟)1階に「PHDラウンジ」を設置している。ここでは料理教室、講演会など各種イベントが開かれるほか、専門コンサルタントとの面談ルーム、会員の交流が図られるライブラリーコーナーなどもある。
慶応大学は予防医学に関する研究・実践を行っている同大学スポーツ医学研究センターが理論面で研究に参画している。日本人の平均寿命は男約80歳、女約86歳で世界一だが、自立している健康寿命では男70歳強、女約73歳と短くなる。また、日本では単身や2人世帯が急増していくため、地域レベルでの見守りや、コミュニティー形成が課題となっていることなども、こうした住宅を拠点に健康をサポートしていくサービスが求められている。



















