今週の糸口 住宅版〝アベノミクス〟
住宅新報 2013年1月8日 号 7面
連載: 今週の糸口
アベノミクスが話題だ。安倍晋三政権が掲げる(1)インフレ目標設定(2)公共事業による需要増大(3)成長戦略のための規制緩和の3つがパッケージ化された経済政策のことだ。複雑・高度化した社会だけに政策ミックスが重要だ。
内需拡大の柱となる住宅不動産市場の活性化も同じで3つの政策を同時に推進する必要がある。ストック時代だけに、まずは(1)既存住宅流通市場の活性化だ。その中古市場が活発化するためには、売主が住み替えたくなるような新築物件の開発が不可欠。従って(2)新しい価値や魅力を備えた住宅の新規開発も必要である。
ただし、新規住宅は大量には必要ない。量よりも、質だ。そして最も重要な質は、資産価値が落ちないということである。その難しい課題をクリアするには、良質な賃貸住宅がライバルとして登場してくる必要がある。

















