今週の糸口 マンション住民は〝国会議員〟
住宅新報 2012年8月14日 号 9面
連載: 今週の糸口
考えてみれば、マンションと一戸建てでは同じ住宅といっても、その居住性はかなり異なる。 一戸建て住宅に住むための居住ルールといえば、せいぜいゴミ出しの曜日を間違えないようにする程度だが、マンションには管理規約という住民全員が守らなければならない〝憲法〟があり、そこにコト細かいルールが定められている。
昔、マイホームを持つことを「一国一城の主(あるじ)になる」と表現した。今から思うと、土地の値上がりが続いていて、家を持つことには資産家になるようなイメージもつきまとったから、そうしたオーバーな表現が生まれたのかも知れない。今は、土地付きの一戸建て住宅でも、余程の豪邸でもないかぎりそのような言い方はしない。
マンションという住宅は専有部分については住み手が主だから、自分の思うようにできるが、共有部分については何をするにつけても区分所有者全員で決めなければならない。

















