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スタンダード会員限定タカラレーベン、国内初の「戸別太陽光+蓄電池」竣工 総戸数105戸、横浜のマンションで

住宅新報 2012年5月1日 号 10面

住まい・くらし
  • 太陽光からの直流電源を家庭で使える交流に変換するパワーコンディショナ(中央の四角い箱型)。右側にあるのが蓄電池。各住戸とも屋外のパイプスペース内に設けた

    1 / 2太陽光からの直流電源を家庭で使える交流に変換するパワーコンディショナ(中央の四角い箱型)。右側にあるのが蓄電池。各住戸とも屋外のパイプスペース内に設けた

  • 全戸分の太陽光パネルを屋上に敷き詰めた「レーベンリヴァーレ横濱鶴ヶ峰ヒルズ」

    2 / 2全戸分の太陽光パネルを屋上に敷き詰めた「レーベンリヴァーレ横濱鶴ヶ峰ヒルズ」

 タカラレーベンはこのほど、分譲マンションとしては国内初となる「戸別蓄電池付き太陽光発電システム」を取り入れた「レーベンリヴァーレ横濱鶴ヶ峰ヒルズ」(横浜市旭区、総戸数105戸)を竣工した。

 東日本大震災後、東京電力による計画停電の実施などから「もっと安心できる住まいづくりができないかを考えた」(タカラレーベン)。同社が近年注力している「マンションの戸別太陽光システム」に蓄電池を付加すれば、更にユーザーニーズに適った物件を提供できると判断。今回の開発に至った。販売も順調で、駅遠立地ながら竣工前には全戸完売となった。

 各住戸に太陽光発電システムと、4キロワット時の蓄電池を標準装備したマンションだ。太陽光発電は、売電や節電による経済的メリットのほかに、万一の停電時に電力を供給できるという安心感がある。ただ、電力の供給は太陽が出ている時間帯に限られ、天気に左右されるという側面もある。その部分をカバーするために用意したのが蓄電池だ。

 平常時は蓄電池をフル充電しておき、停電時のみ自動的に蓄電池にため込んだ電力使用に切り替わるシステムとした。停電の復旧が見込めない場合は、太陽光発電からの充電で繰り返し使用できる。当然、夜間での対応も可能だ。

 蓄電池の容量は4キロワット時だが、過放電による電池本体の劣化を防ぐため、半分の2キロワット時の使用を想定。パソコン、テレビ、冷蔵庫、LED照明を同時に3時間使用できる計算だ。この「3時間」は昨年の計画停電の時間に合わせた数値だという。

 過放電の問題に対しては、蓄電池から70~80%放電されると自動的に供給が遮断されるシステムを取り入れた。なお、太陽光発電のパネルと蓄電池は居住者の所有ではなく、バルコニーと同じく専用使用権としての位置付けだ。メンテナンス費用などは共益金から出ることになる。

 この「太陽光+蓄電」のイニシャルコストは、1戸当たり150万円弱に上った。ただ、話題性による集客力の向上で販促費を抑えることができ、販売価格2598万~3638万円(専有面積66~84m2)・平均坪単価138万円で供給するなど、設置コストを価格に上乗せすることなく供給できたという。更に、駅遠立地のネックを吸収するに余りある付加価値として、セールスできたと同社では判断している。

 今回の物件の隣接地には、同様のコンセプトを取り入れたマンション(59戸)と戸建て住宅(36棟)の建設が始まっている。更に、埼玉県戸田市では「太陽光+蓄電」の第2弾マンション「レーベンハイム戸田ソラリエ」(総戸数175戸)を販売中だ。

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