『本当に強い』マンションとは 超高層が集積 武蔵小杉 一時避難・物資の拠点に 「市場活性化への新たな道筋」
住宅新報 2012年1月3日 号 17面
東日本大震災で「大破」判定を受けた分譲マンションは1棟もなく、20階建て以上の超高層マンション(以下超高層)に限ると「中破」もゼロ(高層住宅管理業協会調べ)。同震災のような長周期地震動では上階ほど長時間大きく揺れるため、それに伴う家具転倒や内装壁のずれといった特有の被害が懸念されるが、少なくとも命を守る『器』としての役割は証明された。しかし躯体の頑丈さのみをもって、災害に強いと言い切れるだろうか。本当の意味で『強い』マンションに必要な条件とは何か。
再開発事業が進む、神奈川県川崎市武蔵小杉。東急東横線のホームを降りると、駅直結型マンションの建設現場が目に飛び込む。2年後の14年には、一帯の超高層は計10棟になる(東京カンテイ調べ)。元は工場や企業グラウンドだったため、マンション住民の数だけ人口が増えた。その数約1万人だ。

















