「緑のカーテン」でコミュニティ形成 豊島区、NPO法人などフォーラム開催
住宅新報 2011年11月8日 号 14面
東京都豊島区が主催し、NPO法人緑のカーテン応援団などが共催した「第1回『緑のカーテン』東京フォーラムin池袋」がこのほど、東京・池袋の立教大学タッカーホールで開催された。
ヘチマやゴーヤといった植物の葉や茎で、建物の外壁・窓面を覆う「緑のカーテン」で、池袋の街を変えていこうという催し。豊島区の高野之夫区長や建築家・隈研吾氏(東京大学教授)らによるパネルディスカッションなどが行われた。
高野区長は、「豊島区は人口が増え人は集まっているが、緑地や公園の面積では他の23区に後れを取っている。緑のカーテンは美化につながると共に、地域のコミュニティ形成、防犯、安心・安全の街づくりに大きく寄与するものだと思う」と期待を語り、隈氏は、「植物は生き物。建築物を緑色で統一させるのとは違い、絶え間ない『ウォッチ』が必要だ。生き物が介在すれば、コミュニティも形成しやすくなる」とし、また、「建物内に集会室を用意しただけでは、コミュニティは育たない。集まる理由が必要になる。都市部という限られた空間の中で、緑のカーテンは少しのスペースでできる有効なコミュニティ形成の手段だと思う」と語った。
そのほか、パネリストの中村陽一氏(立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科委員長)、石森宏氏(NPO法人ゼファー池袋まちづくり)らも、「緑のカーテンを活用した街づくりの有意義さ」「緑のカーテンを広げるためにシニア世代の働きがますます重要になる」といった考えを述べた。
閉会のあいさつで、緑のカーテン応援団理事長の鈴木雄二氏(リブラン社長)は、「池袋が、緑で埋め尽くされる街になればと思う。皆さんと共に、素敵な街にしていきましょう」と呼び掛けた。

















