地域に必要な空間をつくる 物流の知見、開発力と掛け合わせ
住宅新報 2026年9月1日 号 5面

TBWA\HAKUHODOのオフィス
(1面関連記事)倉庫は、用途を変えて使えるだけの不動産ではない。イーソーコが描くのはその先にある。物流施設が持つ大空間の建物性能に物流現場の知見、不動産、異業種の技術や人材を掛け合わせ、新たな事業そのものを生み出す。澁澤倉庫も、自社資産の開発を通じ、物流と不動産の融合を進める。「箱」の中身を変えるだけでない。そこからどのような価値を生み出せるかを思考している。
イーソーコの大谷氏は、倉庫を「汎用性の高い特殊建築物」と位置付ける。一般建築とは異なる特性を持ち、使い方を変える余地がある。建物条件や地域需要が合えば、オフィスやスタジオ、店舗、工場、研究施設などへ使い方を広げられる。物流施設空間を別の価値に転換できる。
グループとして、こうした考えをリノベーションで具体化してきた。『ReBar(リバー)』『co-ba Re-SOHKO(コーバ リソーコ)』や倉庫を転用したダンススタジオ『アーキタンツ』、TBWA\HAKUHODOのオフィスなどがある。単に古い倉庫の再生ではない。その空間特性を読み替え、新たな使い手や活動を呼び込む。




















