不動産テック協会 産業間でデータ連携を 総会後開催イベント
住宅新報 2025年7月1日 号 8面

不動産テック協会(東京都渋谷区)は、総会開催記念セミナーを6月24日に東京都内で開催した。不動産業界や不動産テック業界のこれまでとこれからを振り返った。また、不動産業務で活用が広がり始めている生成AI(人工知能)の役割や可能性について、パネルディスカッションを交えて展望した。
冒頭で、同協会代表理事の巻口成憲氏(リーウェイズ代表取締役CEO)は、「この1年で当協会は、25のイベントを開催し、不動産クラウドファンディング協会など、各種団体との連携活動を推進している。5月に来日して、交流会を開催した韓国プロップテックフォーム(協会)との関係で今度は逆に、9月には日本から韓国を訪問したい。各部会の活動を通じて、今後も会員各社にビジネスの機会を創出していく」と最近の同協会の活動を振り返った。
不動産テック業界などの動向をテーマとした基調講演では、不動産建設データ活用推進協会(東京都中央区)代表理事の桜井駿氏は、「政府ではデジタル分野の予算が拡充されている。その内訳は主に、デジタルデータの利活用に関する施策が多い。民間では集約化しづらかった様々なデータが国土交通省運営の『不動産情報ライブラリ』などで公開され始めている。ただ、現状の不動産業界では、『国土数値情報』などの有用なデータが十分に活用しきれていない。その背景には、不動産に知見を持つITエンジニアが少ない要因もある。ほかの業界で活躍しているITエンジニアにも不動産業界が注目されるような取り組みが大切になる。不動産業界の知見がデータとして蓄積されて、共有化されることで、新たな可能性が広がっていく」と解説した。
AIの業務活用














