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大和G3社、物流施設の管理業務マニュアルリストを共同開発

 大和ハウス工業、同社傘下で物流システム開発を手掛けるフレームワークス、物流施設など事業施設の管理を担う大和ハウスプロパティマネジメントは、クラウド型のマニュアル作成・共有システム「ティーチミー・ビズ」の開発・運営を手掛けるスタディスト(東京都千代田区、鈴木悟史社長)と、物流施設の管理業務向けマニュアルリスト「ティーチミー・ビズ ロジパッケージ」を共同で開発、7月3日に物流関連企業への販売を開始した。

 物流施設を中心とした施設管理業務における荷降ろしや入荷、ピッキング、出荷といった基本的な施設内作業から災害時の対応、臨時便の手配といったイレギュラー対応の内容までのマニュアル項目を155に分類・リスト化した。導入事業者は、リストとテンプレートに沿って画像や文字を入れるだけでオリジナルのマニュアルを作成できる。

 施設内作業の標準化や高品質化を目指すと共に、マニュアル作成業務の負担を軽減し、物流業界が抱える人手不足の解消や未習熟労働者の育成などの業界課題の解決を図る。

 マニュアル利用には「ティーチミー・ビズ」への契約に加え、別途10万円(税別)の追加料金が必要。ただし、大和ハウスグループを通じて導入する場合は、追加料金は不要。25年3月末までにテナント企業50社への導入を目指す。