トータルブレイン 実需層狙い〝グロス圧縮〟鮮明 (上)
住宅新報 2026年5月26日 号 5面

トータルブレインがまとめた『1億・2億・3億ションのグロス価格別の億ション市場に関する分析レポート』によると、首都圏の億ション市場は、価格帯ごとに性格が大きく異なり始めている。市場規模が最も大きい『1億ション』は、都心の価格急騰を背景に供給エリアが急速に広域化して〝高価格帯の一般化〟が鮮明になっている。
首都圏の1億ション市場について、デフレ期、アベノミクス期、コロナ期の3段階に分けて分析。2000年代前半は、平均坪単価400万円台、専有面積100m2前後の広い住戸が中心だったが、現在は平均坪単価600万円台後半まで上昇。その一方、平均専有面積は60m2台後半まで縮小し、「面積を削って価格を抑える」グロス圧縮型商品への転換が進んだとしている。供給戸数も急増し、25年の供給戸数は5495戸と、コロナ禍前と比べて大幅に増加した。
背景には、建築費の高騰や都心部の価格上昇で、従来は7000万~9000万円台だった住戸が1億円台にシフトしたことがあるという。





















