トータルブレインのマンション最前線 供給減・価格高騰が常態化(上)
住宅新報 2026年3月17日 号 5面

トータルブレインの調査によると、2025年の首都圏分譲マンション市場は供給量の減少と価格の上昇が同時に進行したことで、市場が縮小する流れが一段と鮮明になった。
年間供給戸数は2万1962戸と前年比4.5%減で、過去最低だった24年の2万3003戸を更に下回った。販売中在庫は6976戸と微増し、完成在庫は3678戸で14.8%増となり、需給は逼迫しながらも価格上昇に伴う売れ行きの鈍化がにじみ始めた。平均分譲単価は首都圏全体で1坪当たり460万2000円と前年比18.3%上昇し、平均価格も9182万円で17.4%上がった。東京23区では平均価格が1億3613万円、平均単価が697万2000円に達し、都心高額化が市場全体を押し上げた。
象徴的なのは、都心の超高額物件で、『ブリリアタワー乃木坂』は平均価格6億4005万円、『ザ・パークハウス千代田三番町』は同5億4329万円と、都心の希少立地では富裕層需要を背景に価格水準が一段切り上がった。





















