トータルブレインのマンション最前線 神奈川・分譲開発エリアのキワ 都心へのアクセスで明暗
住宅新報 2025年7月8日 号 5面

トータルブレインがまとめた月例レポート「分譲マンション開発エリアの際(キワ)はどこか? 神奈川エリア(横浜・川崎・県央・湘南)編」から、今週は5路線を紹介する。神奈川県でも1坪当たりの分譲単価は、300万円以上が主流になってきた。300万円以上の単価での供給が可能なエリアはどこまでかが、市場限界点となる。
小田急小田原線は、営業距離が長く駅数も多いため、都心(新宿)からの距離(時間)と急行・快速急行が停車するかどうかの駅力評価で非常に大きな差が出る。快速急行で町田までが新宿から30分圏、海老名までが40分圏で、沿線で評価・人気が高いのも登戸・向ケ丘遊園・新百合ヶ丘・町田・相模大野・海老名・本厚木の急行が停車する7駅。マンション供給が可能(300万円以上の単価水準)なのも、相模大野までの各駅と海老名・本厚木の2駅となる。ただし途中の柿生~玉川学園駅は駅5分圏の駅近・好立地が条件だ。
小田急相模原駅以遠は、海老名・本厚木の2駅を除くと、新宿へのアクセスも弱く、乗降客数、地元借家世帯数、中古マンションの成約件数も少なく、成約価格も単価100万円台~200万円程度と割安。マンション市場は小さく、新築相場も単価200万円台に留まると考えられる。小田急線のマンション市場は、基本的には本厚木駅までと考えられるが、小田急相模原駅以遠は、急行が止まらない駅でのマンション事業は難しい。





















