廣田 信子の紙上ブログ No.451 マンション管理応援歌 「2024年問題」に「スマート置き配」で対応
住宅新報 2025年2月4日 号 5面

マンションでも運送業のドライバーの労働時間減少による「2024年問題」と本気で向き合う時代になりました。
オートロック付きのマンションでは、まず「宅配ボックス」の設置・増設が検討されます。最近はネット購入が増え、既存の宅配ボックスでは数が足りないケースもあるのです。それと、今、注目されているのが「スマート置き配」です。その方法は、荷物の配送に関して置き配を選択した荷物の伝票番号がマンションの管理サーバーに共有され、宅配業者がその番号を入力し、合致すれば解錠されるというシステムで、自宅前まで配送されます。宅配業者からの手数料で賄いますので設置費用やメンテナンス料は無料です。ネットショッピング大手のAmazonは、23年7月に置き配サービスの利用率が約75%に達したと公表しています。また別の調査によると「置き配を利用する理由」について、「配達員の負荷を減らせる」「不在で受け取れないから」「在宅して待っているのが面倒」などが挙げられていました。
宅配ロッカーがあるマンシションでも重い荷物だと自宅まで運ぶのが大変という方もいます。後付けの宅配ロッカーは自宅から離れたところにあり、利用したくないという声も聞きます。どちらにするか選択できるから便利だと思います。また、宅配ボックスがないマンションでは、宅配ロッカーがなくても再配達を防げます。
配達人と会わずに
先日、この話をしていたら、オートロックの建物の中に配達の人が余計に入ってくるのが不安だと言う高齢の方がいてだめだったという話がありました。一方、自宅のインターホンが鳴っても出たくないという方もいます。その点、スマート置き配は配達人と会わなくてもいいメリットがあります。
ちなみに、知人が置き配を頼んだのに届かないので電話をしたら、配達人の経路を確認して、マンションを間違えていると分かりました。すぐに同じものを賠償してくれたと言います。届かなかったという問題の発生は予定済みで賠償が考えられているのです。
しかしながらこのシステムを導入しても、それを知らなかったという方がまだまだ多いのです。今後、再配達の有料化が進むと、スマート置き配の活用が進むと考えられます。
(マンション総合コンサルティング代表取締役)
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