廣田 信子の紙上ブログ No.415 マンション管理応援歌 長寿命化の合意形成できる組合運営とは
住宅新報 2024年5月14日 号 5面

マンションコミュニティ研究会の勉強会で、多摩ニュータウンの築40年の階段室型団地で、長寿命化のための大改修工事をなしとげた話を聞きました。外断熱工事を行い、サッシ、玄関扉の交換で断熱性能と遮音性能を向上させ、また、住戸内も含めて給排水管の全面更新、外構の給水管更新も行いました。
なぜ、外断熱工事を実施したのかです。多摩地区には地域の専門家や市民が集合住宅の居住環境の向上や環境負荷低減を目指すエコリノ協議会が活動しています。そのセミナーへの参加と、外断熱工事先進地の視察で、委員の外断熱への意識が高まったことがあります。国や市の補助金制度を利用し、外断熱や給排水管更新等多岐に渡る工事を目指すこととなりました。費用は戸当たり525万円と多額でしたが、補助金として、国から戸当たり約100万円、多摩市から約50万円を得ることを目指しました。不足分は住宅金融支援機構から融資を受けることとし、団地修繕積立金は戸当たり月額700円から1500円に、各棟修繕積立金は平均9420円から1万2580円に値上げをすることとなりました。
問題は、それをどうやって住民に理解して頂くかです。外断熱工事の実施には、「冷暖房関係光熱費1000~2000円/月減額(エコリノ協議会試算)」、「医療費2000円/月減額(建築環境省エネルギー機構)」を全面的に伝えました。





















