廣田 信子の紙上ブログ No.404 マンション管理応援歌 最初からペット飼育可に規約改正したマンション
住宅新報 2024年2月20日 号 5面

築30年のある大型マンションでは設立総会の時に、区分所有者からペット飼育を可にする提案がなされ、規約改正をしてペット飼育可とした経緯があります。まだペット不可としていることが多い時代です。最初からペット可にしたことが30年たって大きな影響となって現れています。
30年経てば、子供たちは独立していきます。夫婦2人暮らし、一人暮らしの高齢者世帯でペット飼育が進んでいます。アンケート調査を実施したところ、多くの居住者がこのマンションの魅力としてペット飼育可を挙げているのです。それが魅力でこのマンションに引っ越したという方もいます。役員の方もその多さにびっくりしていました。
居住者交流に効果 改めて見ると、このマンションでは、高齢者もお互いに仲良くしている様子がうかがえます。高齢者間の付き合いにペットの存在が大きいことがわかります。堂々と庭でペットの散歩をしながらペット談義ができるのです。子供が大きくなって引っ越すと、なかなか知り合いができませんが、ペットを通じてつながりができるのです。ペットがどうしても嫌な方は、どこかに引っ越されていると思いますし、新しく入居される方はペットが飼えるマンションであることをプラスにとらえているのです。これから高齢者の一人暮らしも増えます。なかなか途中から規約を改正してペット可にするのは難しいかもしれませんが、高齢化が進む中でペットと暮らす喜びも捨てがたいと思います。内緒で飼っているのでは心が晴れません。この年代のマンションで当たり前のものとしてペットが扱われることが大きく影響するのです。





















