街の不動産トラブルを解決する 34 調停人候補者紹介 【調停人候補者】 大野 彰氏 株式会社Ark不動産 代表取締役 (東京都三鷹市)
住宅新報 2023年3月7日 号 9面
連載: 街の不動産トラブルを解決する
まず、私の関わったトラブル事例を紹介させていただきます。自宅から離れた不知の畑を相続した所有者からの売却依頼で現調した所、第三者が勝手に農機具の車庫を構築使用していました。当社で使用者を調べ事情確認をしたところ、「先代との口約束で手入れを行う代わりに無償使用許可を得ている」とのことでしたが、現所有者との間では法的に瑕疵があるので、(1)相応地代での賃貸借契約締結、(2)土地を買い取る、(3)更地にて返却、の3選択肢を提案。最終的に(3)を選択され、履行後に第三者(認定農業者)に無事売却を行うことができました。
次に、私が調停人候補者となった経緯をお話しさせていただきます。元来、戸建て用地の仕入れ、分譲、リフォーム転売を30年以上行って来たので、近隣対策や承諾書関係など、【当事者として】利害関係者との交渉は日常事でした。
以後は仲介を主軸にするに当たり、当事者ではなく、ある意味で代理人たる立場になるので、「これは非弁行為に該当しないか? 売主様の不利益につながる駆け引きにならないか?」などを多角的に考慮すべきと判断し、改めて法律や紛争解決の入口であるADRを把握する必要がありました。

























