街の不動産トラブルを解決する 12 調停人候補者紹介 【調停人候補者】 柴田章貴氏 あき不動産管理株式会社 代表取締役(愛知県春日井市)
住宅新報 2022年8月23日 号 9面
連載: 街の不動産トラブルを解決する

柴田章貴氏
最近のトラブル案件としては、賃貸借の問題がありました。遠方の某大学近くに相談者のお子さんが賃借人となり、賃貸マンションに住むことになりましたが、この物件がファミリー層の間取りだった居室を造作で分割し、2室のワンルームにしたマンションでした。その造作壁が異常に薄く、普段の会話もお互いに聞こえてくる始末で困っているとのこと。
詳しく状況を聞くと、お子さんに対して宅建業法で定められている重要事項説明の読み上げがなく、また案内された部屋も異なる部屋で、壁が薄くて音が漏れやすいという説明もなかったということです。結果としては、その入居や引っ越しに係る費用を仲介会社が相談者に返金し、他の賃貸マンションに引っ越しすることとなりました。
公平な商取引を推進 ここで、私が調停人候補者になろうと思った背景をお話しします。投資・事業用の高額な不動産取引を目の当たりにする日々の中で、日本のビジネスマンは元来性善で勤勉であるはずなのに、商取引の質が著しく低下しているように感じていました。それではいけない、しっかりとした公平な商取引を推進していかなければならないと考え、その一環としてトラブル解決にも取り組もうと考えたのです。
























