トータルブレインのマンション最前線 中古市場の動向 販売好調は継続見込み 〝買い替え需要喚起する企画が必要〟
住宅新報 2021年6月8日 号 5面
トータルブレインはこのほど、「絶好調の中古マンション市場を探る」と題したレポートをまとめた。取引件数、成約価格共に好調の続く中古マンション(以下中古)について、東京23区における近年の市場変化を検証。ニーズ上昇の要因やその影響、今後の見通しなどを分析している。
首都圏では、16年に中古の成約件数が新築の供給戸数を逆転。その後も、中古と新築の戸数の差は拡大している。背景にある主な要因は、まず新築価格の高騰だ。17年から20年までの3年間で、23区内の新築の1坪当たり単価(以下単価)は16%上昇。20年の単価は413.6万円、1戸当たり平均価格(以下平均価格)は7712万円で、一般の給与所得者では購入できない水準に達している。
これにより、都心・好立地エリアでは比較的低価格な中古の取引が活発化。そして中古取引件数の増加と同時に、実需層向けの新築供給エリアは郊外へとシフトしている。そのため、首都圏全体における新築・分譲の平均単価の差は縮小傾向にある。ただし、都心部では中古よりも新築のほうが単価上昇率が高く、価格差は拡大傾向にある。





















