管理組合の理事長をしている知人から、「正論」ってなんだか疲れるよね…と珍しく弱気なメールがあり、気になって電話で話しました。理事会での何が目的か分からない「正論」の応酬にかなり疲れているようでした。彼の言う「正論」とは、自分の正しさを、いろいろな権威の裏付けで補強し、周りに主張すること…のようです。
自分たちの管理組合の役員資格について話し合っているのに、「標準管理規約にはこう書いてある」「いや、〇〇先生はこう言っている」…と、突然、主張合戦が始まる。それまで積み重ねてきた「役員の仕事を減らして誰もが引き受けやすくしよう」「オンラインで参加できるようにしたら外部組合員も理事になれる」というような前向きの議論が吹き飛んじゃって、「標準管理規約には拘束力があるか」「標準と違う定め方をしていたら、評価でマイナスにならないか」というような後ろ向きの議論になってしまう。権威を全面に出されると一般の理事の自由な議論は委縮してしまう。
一番腹が立つのは、そんな権威(に見えるもの)を全面に出した「正論」をなぜ振りかざすのか目的が分からないこと。現状を把握し、組合員の事情や公平感を考慮して、自分の考えをまとめる…ということをしないで、正論を振りかざすことになんの意味があるのか。悪いけど、自分の考えがなくて、それでも自分の存在感を示したいための言動としか思えない…と。






















