「ナラ枯れ」って知っていますか? 私は昨年、マンションで問題になって初めて知りました。「ナラ枯れ」はカシノナガキクイムシ(カシナガ)という昆虫が媒介する「ナラ菌」によってナラ類、シイ・カシ類等のブナ科に起こる樹木の伝染病です。感染すると樹木は、通水機能を失い、一斉に枯死します。
ナラ枯れは、直径10センチ以上のナラ類、シイ・カシ類(ドングリの実がなる)で感染が確認されていて、大木になるほど感染する傾向が高いことが分かっています。樹木の根元付近の幹に小さな穴があり、木くずがたまっていたら感染の可能性があります。水を吸い上げられないため、幹は枯れ果て、葉は茶褐色に枯れ、秋になって落葉しません。80年代以降、日本海側を中心に拡大し、近年、全国的に被害が増加。森林から森林公園、街中の公園の樹木、更にマンション等民有地の樹木へと急速に広がっています。
樹木内で繁殖したカシナガは、6~8月頃にかけて別の健全なナラ類、シイ・カシ類の樹木にナラ菌を持って移動することで伝染病が拡大します。したがって、感染を拡大させないためには、カシナガの幼虫が羽化して飛び立つ5月までに、伐採・焼却処分を行う必要があります。私の自治体では、公園や緑地で感染が確認されたすべての樹木を行政が管理責任者として3月末までに伐採・焼却処分を行います。マンション等民有地の樹木についても、感染拡大防止の観点から、今回に限り伐採した樹木をチップ化して焼却処分するところは行政が管理樹木の処分に併せて行うと発表しています。






















