前回の緊急事態宣言のときと比べると、今回は人の活動は止まっていませんが、やはり、夜8時以降の飲食店の営業を止めたのは効果が大きかったようで、感染拡大傾向は止まっています。
マンションの対応はどうだったでしょうか。管理組合は、前回ほどぴりぴりしてはいなかったようです。それでも、「緊急事態宣言下であっても必要なことは予定通り実施する」「オンライン開催が恒常化しているので影響がない」というところがある一方で、「緊急事態宣言の間は理事会を中止している」「説明会は延期している」というところもあり、管理組合によって様々です。
では、管理会社の対応はどうだったかというと、感染防止に配慮しつつも、清掃業務、ゴミ出し、管理員業務は通常通り実施したところがほとんどです。フロントの理事会への出席は、管理組合の要請があれば出席するとしながらも、「午後8時で終了できるよう管理組合に依頼」「午後8時を過ぎる場合はオンラインで参加」等の社員を守るための対応が取られたようです。
清掃業務、ゴミ出し、管理員業務が通常通り行われるというのは、管理組合にとっては一安心だったと思います。その背景として、高齢の方が多い管理員、清掃員も、必要な感染防止対策が分かってきたことで、以前ほど心配ではなくなった…ということがあると思います。
人手不足解消も
でも、それだけではなく、コロナ禍で飲食関係の仕事をなくした人が、かなり管理員に応募してくるようになって、管理員、清掃員の深刻な不足が解消されつつあることも大きい…とある管理会社の方は言います。フロントスタッフの不足のほうは、やはりコロナ禍で仕事をなくした他業種からの参入があって、昨年秋から、既に解消されつつあると聞いていました。ちょっと複雑な思いがしますが、コロナ禍がマンション管理の現場スタッフの人手不足の解消につながったという側面もあるのです。
この原稿の校正中に緊急事態宣言が2月7日から1カ月延長されることが発表されました。延期になっていた説明会をなんとか工夫して開催し、総会に間に合いますように…と、5月総会に向けて1年間がんばってきた管理組合の方々を思い浮かべながら祈るような気持ちになりました。
(マンション総合コンサルティング代表取締役)
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