企業が実施した新型コロナウイルスによる住まいへの意識変化等のウェブ調査の結果が公表されました。
それによると、コロナの収束には数年かかると思っている人が88%。コロナで社会は大きく変わると思っている人が74%。コロナで自分の考えや価値観が大きく変わったと思う人が41%となっています。コロナ禍は簡単には収まらない、コロナによって社会も自分の価値観も変わると多くの人が思っているのです。
7割が変更予定なし
一方、価値観は変化しても、子供の環境を変えるようなライフスタイルの変更に関しては70%がそのつもりはないと回答。もっと広い家に住みたいと思う人も23%と多くはありません。ライフスタイルや住環境を大きく変えることまでは考えていないことが分かります。それを裏付けるように、コロナをきっかけに今住んでいる街がよいと思うようになった人が71%と非常に多く、逆に住みたいと思う街が変わった人は13%とかなり少なくなっています。
コロナ禍をきっかけに、自宅や近所で過ごすことが多くなって、自分の住んでいる地域の魅力に気がついたということだと思います。その中には、地域、ご近所に住んでいる人とのつながりも含まれていると思います。コロナ禍で家にいることが多くなって、マンションに関心を持つようになり、自分の住んでいるマンションに愛着がわいてきた…という人が多いと感じるのも、同じことだと思います。
都会から地方へ移住、都心から郊外の戸建てに引っ越すなど大きなライフスタイルの変化がニュース等で取り上げられることが多いですが、社会の変化や価値観の変化を感じつつも、そんなに急に自分のライフスタイルを変えることはなく、でも自分の住んでいる地域を意識するようになっている…というのが、多くの人の傾向なのかもしれません。
人が集まれないコロナ禍の環境は、これまでのイベント中心のコミュニティづくりには危機ですが、視点を変えると、自分の街に愛着を持つ人が増えていることに、新たなコミュニティが育つ芽を感じました。自分の暮らす環境を好きになることが、自分も地域をよくすることに貢献しようと思う出発点だと思うからです。コロナがもたらしたプラス面の一つではないでしょうか。
(マンション総合コンサルティング代表取締役)
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