6月になって、コロナで止まっていた社会活動が動き始めました。私の自治体では、公民館や自治会館も使用できるようになりました。その使用ルールは、「全員マスク着用」「入室時にアルコール消毒」「ソーシャルディスタンス」「当日に自宅で検温、普段と体調が異なる場合は参加不可(責任者が声掛け確認)」「責任者は入室者名簿を作成し管理事務所へ提出」「使用時間は最低限に」「入室人数は定員の2分の1を上限」「窓を開け換気して使用」「使用前後にテーブル、椅子、ドアノブを消毒」「備品は1人が使用するごとに消毒」「室内での飲食禁止」…です。
このルールに従って開かれた会合は、四方の壁に沿って「ロの字型」に机を並べて、ぽつぽつと間隔を空けて着席。全員マスク着用、開口部は全開です。こんなに離れて座っていては、向かいに座っている人に声が届きません。マイクは、1人が使うごとに消毒では使いにくいですし、大きな声を出すのもタブーです。お互いが意見を出して話し合うようなことはできません。これからの暑い季節、窓を開けたままではエアコンも効きません。飲食禁止ではお茶会も無理です。
こんな短時間の会合でも、最後は全面的に消毒作業を行い、その様子を写真に。主催者は、きちんとやっているということを写真に残すことも必要になるのです。みんな真面目ですから。
この「新たな生活様式」に基づいた施設利用のルールはいつまで続くのかと、思わずため息が出ました。これでは、人が同じ空間に「集まる」ことで、お互いの表情を見ながら会話をする…という一番の意味がなくなってしまいます。
このルールはコロナの第2波、第3波による感染拡大を防止するため…とありますから、秋冬までは間違いなく続くということです。これでは特に高齢の方々に、様々な弊害が出てくるのではと心配です。
特性に合わせ見直しを
感染実態がない同じ地域に暮らし、外出自粛も真面目に守り、夜の街にも、混雑した通勤にも無関係な人たちにも、この先ずっとこのルールをすべて適用しなければならないのでしょうか。「新たな生活様式」での会合のルールも、地域や集まる人の特性に合わせて、どこかで見直しが必要ではないかと感じています。
(マンション総合コンサルティング代表取締役)
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