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スタンダード会員限定廣田 信子の紙上ブログ No.227 マンション管理応援歌 知識や情報の差が話し合いの障害に

住宅新報 2020年2月4日 号 5面

連載: 廣田信子の紙上ブログ マンション管理応援歌

廣田信子氏

廣田信子氏

 同じ人が理事を続けることの問題点をつく、ある方の言葉にはっとしました。理事を長く続ければ、その人の持つ知識や情報が圧倒的に多くなる。他の理事と知識や情報量に差があり過ぎると、議論にならないし自分で考えなくなる。それが「役員のなり手不足」や「理事会出席率の低下」につながる。その理事が優秀であればあるほど、差が大きくなる弊害があるというのです。

 理事長が長いと、独断で進めるつもりはなくても、圧倒的な経験や知識、情報を持つ人に対して、自分はあまり知識がないと思っている人は意見を言えない…というのはよく分かります。結果、黙っていることになり、だったら別に自分が出る必要もない…という意識になってしまいます。ですから、基本的に輪番で2年任期の半数交代制で理事は替わったほうがいい。理事長経験者等は、現理事たちが積極的に議論し主体的に取り組むのを、少し引いたポジションで見守り、どうしても必要な時にアドバイスするぐらいがいい…と。その方のマンションは、このやり方で活発な管理組合運営を維持しています。

 大事なのは、理事が同じ土壌で話し合いができること。更に、輪番制で多くの人が理事を経験することで、組合員の中に経験や知識を持つ人がだんだん増えてくること。管理組合運営が継続するためには、それがとても重要なことなのです。

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