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スタンダード会員限定廣田 信子の紙上ブログ No.209 マンション管理応援歌 「絆」という言葉が持つ2つの意味

住宅新報 2019年9月24日 号 5面

連載: 廣田信子の紙上ブログ マンション管理応援歌

マンション・開発・経営
廣田信子氏

廣田信子氏

 災害時には、ご近所の助け合いの力が不可欠で、そのためには、普段から良好なコミュニティをつくっておくことが重要。このことに異論がある人は、いないのではないかと思います。

 防災の日に参加したパネルディスカッションでも、この話に会場の皆さんはうなずいて聞いてくれていましたが、それが各人の行動になかなか結び付かないことも知っています。理屈では「その通り」だと思っても、必ずしも行動につながらないのは、コミュニティの良さだけが強調されることに、心のどこかで抵抗があるからではないか…と私は思っています。

 東日本大震災直後、私たちは、被災地の方をお呼びし、フォーラム「震災から育む新しい『絆』」を開催しました。被災地での人と人との絆に会場は感動に包まれ、何か自分たちもできることをしたい、自分たちも人と人との関係づくりをしなくちゃ…という思いを共有できました。でも、そのときに、クールな友人が、「『きずな』っていう言葉、本当は抵抗があるのよね。つながりが濃いことはいいことばかりじゃないでしょう」…と。その言葉にハッとしたことを今も覚えています。

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