トータルブレインのマンション最前線 販売好調なディベロッパーの特徴は? (下) マーケットファーストで
住宅新報 2019年6月25日 号 5面
マンションコンサルティングのトータルブレインがまとめた販売好調なディベロッパー研究レポートの2回目。同社が最近実施した売れ行きヒアリング結果をもとに、売れ行き好調だった6社をピックアップし、具体的な物件と共に、その特徴を探っている。前回は、日鉄興和不動産とポラス、大和地所レジデンスの3社を紹介した。今回は、山田建設と伊藤忠都市開発、コスモスイニシアの3社。
まず、山田建設について。17年以降では9物件を発売している。基本は一次取得の子育てファミリーをターゲットとした商品戦略。特に同社の強みは、ゼネコン機能を持ち、すべて自社施工なのでコスト競争力が高いことと、商品企画面での徹底した差別化だという。例えば「ミオカステーロ横濱鶴見」(総戸数52戸)では、グロス価格を圧縮したファミリー向けとし、近隣先行物件(コンパクト型)との競合を回避。また不整形な敷地形状を逆に生かして全戸角部屋という商品企画で差別化を図っている。
続いて伊藤忠都市開発。18年以降では15物件を発売している。供給エリアは都心が半数を占め、特に文京区での比率が高い。駅からの距離も5分以内が7割を超える。利便性重視の駅近好立地で、グロス圧縮~コンパクト・グロス圧縮ファミリー商品中心に供給するという明確な戦略となっている。





















