トータルブレインのマンション最前線 販売好調物件の要因探る(上) 市場見極め「コンパクト」に変更
住宅新報 2018年10月16日 号 5面
マンションコンサルティングのトータルブレインはこのほど、「首都圏マンション市場・販売好調物件研究」をテーマにレポートをまとめた。直近2年間に発売した物件の中で売れ行きが好調だった物件をピックアップし、その要因を探った。一般的には不利と思われるような駅から遠い立地や、競合が多い中でも勝ち抜いているような〝意外な〟人気物件を分析している。
例えば、コスモスイニシアの「イニシア船橋夏見」(千葉県船橋市、総戸数86戸)。船橋駅徒歩11分、東海神駅徒歩10分という郊外の駅遠立地であることに加え、同時期に7物件が競合する激戦エリアだった。しかも競合物件の中では分譲単価は高いほうの設定。それでも竣工時には約8割が契約済みとなった。その要因は、駅からはやや遠いものの、大型商業施設がそろう駅北口側に立地していたため、生活利便性が評価されたこと。競合物件の多くは駅南口側で、かつ徒歩10~15分圏内(1物件はバス便)立地だった。
三信住建の「プレミアムレジデンス千葉県立美術館前」(千葉県千葉市、総戸数153戸)は、千葉みなと駅から徒歩8分の立地。利便性の高い駅ではないものの、美術館や海浜公園に隣接しているため低層階からは緑が、上層階からは東京湾の景色が楽しめるという眺望が評価された。仕様設備の充実に加え、千葉エリアでは珍しく約7割の住戸を60m2台後半とし、価格は2000万円台後半から3000万円台中心で、地元の人が買いやすい価格帯としたことも好調に販売が推移した要因だ。





















