階段室型団地で高齢化と共に増える4、5階の空室は、どこでも悩ましい問題です。元気な若い人に住んでもらいたいと思っても、そう簡単に入居してはくれません。先日、研究会で、この課題に取り組んだ大学生の発表を聞きました。
管理組合が空室を購入してリフォームし、組合員の孫に住んでもらおうという案です。親から独立して一人暮らしを始める孫を想定しています。でも、彼らが郊外のファミリータイプの団地に来るかな、便利な都心のワンルームで暮らすのでは…。心優しい孫が、一人暮らしのおばあちゃんを心配して、近くに住んで見守ろうと手を上げる心温まる話かな。でも、だったらおばあちゃんの家に同居でいいよね。私的な事情が合致する一部の人のメリットに対して管理組合がお金を使うかな…と頭の中で現実的な思いがぐるぐる回ります。でも「孫」というキーワードが引っ掛かります。
「見守り」の要素を切り離して、シンプルに、空室を管理組合が買い取り、それを組合員の親族や知り合いに貸す考え方は、あり得ると思いました。「孫に住んでもらう」はその象徴です。昨年の勉強会で扱った事例では、管理組合法人が競売になった住戸を買い取り、組合員の知り合いに市場より安く売ることで、管理組合運営にマイナスな人が入ってくるのを防いでいました。






















