一般財団法人日本不動産研究所 地域再生とまちづくり ――各都市が目指すものは <第13回> 広島県廿日市市・新市街地整備で変わる沿岸部 世界遺産の島の玄関口 新旅客ターミナル整備も
住宅新報 2016年8月30日 号 12面
広島のベッドタウン
世界遺産である厳島神社、日本三景の一つ宮島は廿日市市にある。廿日市市は、広島市の西隣に位置し、穏やかな瀬戸内海(広島湾)に面する人口約11万5000人(16年8月1日時点)の都市である。明治時代には郡庁のほか、数多くの官公庁の出先機関が設置され、山陽道の交通の要衝として、政治・経済・文化の中心として発展した。
1956年に廿日市町が合併発足した時の人口は約1万9000人だったが、65年頃から始まった丘陵部の開発と沿岸部の埋め立てによる大規模な宅地造成により、85年には人口が5万人を突破、「日本一人口が多い町」になるなど広島市のベッドタウンとして都市化が進み、88年4月から市制の施行で旧廿日市市が発足した。その後、03年3月1日に佐伯町、吉和村と、05年11月3日に宮島町、大野町と合併したことで、南は瀬戸内海、北はスキー場や国定公園など自然豊かな中国山地の県境(山口県・島根県)まで市域が拡大している。























