マン活に励む管理組合 強い思いで実現した建替え(上) 全員合意目指し重ねた話し合い オーベルグランディオ萩中 東京都大田区
住宅新報 2015年8月18日 号 6面
連載: マン活に励む管理組合

マン活に励む管理組合
京浜急行電鉄「糀谷」駅から徒歩5分、商店街を抜けた場所に建つ「オーベルグランディオ萩中」は、06年3月に建替えを実施して誕生しました。前身となる「萩中住宅」では、勉強会のスタートから建替え決議が成立するまで10年以上かかり、竣工後も資産価値を維持・向上させる努力を重ねています。現在、築10年目となり大規模修繕工事を控えている同マンションの取り組みと、建替えに至る経緯を紹介します。
旧萩中住宅(5階建て8棟、368戸)は1968年10月に建築された、東京都住宅供給公社が管理する団地でした。区分所有ではなかったので、管理組合はありませんでした。しかし、82~85年に実施した第1次大規模修繕工事で、給排水設備を中心とした老朽化や居住者の高齢化に伴うエレベーター設置の必要性など設備面で不安が生じていたことから、問題発生時の迅速な対応体制整備が不可欠と判断。築20年が経過した88年、残金を一括で償還し、自主管理体制に移行しました。
その後、第2~第3次修繕期を迎えます。工事を控え共用部・専有部の不具合を調査したところ、改修・修繕するには基礎が弱くバリアフリー対応や防災設備の追加導入も難しいことが判明。そこで91年に建替えを視野に入れた区分所有者による勉強会を開始し、2年後に「再開発検討委員会」を設立。翌94年5月に「建替え準備委員会」を正式に設立し、本格的な検討に着手しました。






















