鑑定士協連レター 熊本市中心部の再開発 将来見据えた戦略が不可欠
住宅新報 2014年12月23日 号 4面
連載: 不動産鑑定士レター
新副都心の形成
繁華街から2キロ以上離れているJR熊本駅周辺はかつて県都の玄関口というには余りにも寂しく、閑散とした状況にあった。九州新幹線鹿児島ルートは諸般の事情から県南部の新八代-鹿児島中央間を先行開業。変ぼうする鹿児島を羨ましく感じた県民も多かった。その後、博多-新八代間が着工。前後して都市計画道路や在来線も含めた鉄道高架事業など、駅周辺整備、再開発が急ピッチで進められた。
駅東口では再開発事業によりホテルニューオータニ熊本、36階建てタワーマンション、くまもと森都心プラザなどが完成。駅南側の月星化成工場跡地(約5ヘクタール)には国の合同庁舎が城内二の丸から移転した。道幅が狭く住宅密集地だった駅西側では、新幹線駅舎の建設や土地区画整理事業による駅前広場、街路整備が進んだ。商工会議所などの通行量調査で熊本駅周辺は新幹線開業以降、増加基調が続いている。また、熊本県地価調査による駅東口の商業地は10年から14年までの4年間で10%以上と、県内でも最大の上昇率を示している。





















