新東名高速道路は、神奈川県の海老名南ジャンクション(JCT)を起点とし、愛知県の豊田東JCTに至る延長約254キロの高速自動車国道であり、東名高速道路の混雑解消と利用者サービスの向上、東名高速道路の代替性を有する路線、三大都市圏の連携強化という3つの大きな役割を持つ路線として現在工事が進められている。
このうち御殿場市から浜松市の三ヶ日までの間、約162キロが13年3月末の開通予定を約1年間前倒しして、12年4月14日に開通した。この間にはインターチェンジが10カ所設けられている。各々主要幹線道路と接続しているが、現東名道が市街地平たん部を通行しているのに対し、新東名道はその北方約10キロ前後、大部分が市街地に隣接する山間地を通行し、ほとんどが市街化調整区域または都市計画区域外にある。
従って、新東名道の開通による地価への影響は、今回の地価基準地では見られなかった。ただ、新東名道近くの工業地においては横ばいか若干の下落地点が多かった。これは08年のリーマンショック以降、経済の先行き不透明感、円高などによる製造業の不振が続き、工場地への需要が落ち込む中で、新東名の開通によるアクセスの向上などに基づいて下落率が抑えられたものと考えられる。






















