水商売の見極め方「良い客は逃したくない」
不動産賃貸の空室募集の広告で、よく「水商売不可」という言葉を見かける。
職業が水商売の人には貸しません、という断りが最初からされているワケで、これは言うまでもなく、生活がだらしなかったり、金銭感覚が乱れていたり、約束を守ってもらえそうもないとか、昼夜逆転した生活で他の入居者との音のトラブルが予想されることによるものだ。
まんざら根拠がない断り理由とも言えないが、一歩間違えば職業差別にもつながると思う。国籍での差別が不可なら、職業による差別も不可で当然なのだから。
もっとも、どちらも差別ではなく、それは区別しているに他ならないのだが。
それはさておき、水商売に就いている人が来店した場合、簡単に信用度をチェックする方法がある。それは……。
【明日お電話を】 「すみませんが、私はこれから急いで出掛けなければなりません。ご希望条件だけ記入しておいていただければ帰社次第探します」と言って希望条件だけ伺っておき、「よろしければ明日のお昼ごろにでも一度電話していただけますか?何かご紹介できるかもしれませんので」と伝えるのである。本来ならこちらから電話すべきであるが、それだと相手の信用度は分からない。
翌日、お昼ごろにちゃんと電話を入れてきたならOKで、前後1時間くらいなら許容誤差の範疇だが、忘れた頃になって「何かいい物件ありました?」と聞いてくるようならNGだ。ま、時間を守る、というのは社会人の基本マナーだから。私はこの方法で判断を誤ったことは一度もない。全員がただの一度の滞納もなかった。
【客付業者には】 ただし、他社から問い合わせや申し込みが入った場合には、その方法はそのままは使えない。その場合は審査の前に、客付業者の担当者に「明日の11時にご本人から当社に電話をしてくださるように伝えてください」と依頼する。同じように電話を待って、その結果で判断することになる。
水商売であっても「良いお客さん」は逃したくはないし、「悪いお客さん」は入居させたくはないからだ。ゆめゆめ、「自分の好みのタイプかどうか」で決めてはならない(笑)
(坂口有吉不動産・社長)























