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プレミアム会員限定裁量持たずに立ち退き交渉、「譲歩しない家主」に不満

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 数年前、ある家主から、建て替えによる入居者の立ち退き交渉を依頼された。私にとってはそれが実に不愉快なものになった。以下はその顛末である。

 建物は2世帯の連棟式テラスハウスで、片方は家主一家が片方は賃貸入居者が使っていた。築15年程度だから、まだまだ充分に使える。建て替えるのは勿体ないものであったが、家主は隣に住む借主に1日でも早く出て行ってもらいたかったのだ。その為に建て替えを決断したようだ。

【交渉は成立】
 隣の住人は自営業で、ご主人は人柄も穏やかで常識的な方であるが、奥さんはアルコール依存症で言動がおかしく、昼間から排泄物を垂らしながら歩いていることもあるとか。建て替えによる立ち退きであるにも関わらず、家主は私に「家賃の5カ月分の70万円を支払って、その中に新居の契約金も引っ越し代も込みで、汚く使っているのは分かってるから敷金2カ月は返却しない。信頼関係も損ねているから、契約解除の正当事由にだってなるハズだ。こっちが慰謝料を貰いたいくらいだ」と言うのである。それだと立ち退き料は実質的に家賃の3カ月分しか出さないことになる。

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