卒業まで完遂した2人の女子大生、ルームシェアは難しい
景気が悪くなって久しいが、うちあたりの店にも同業者さんから「ルームシェアは可能でしょうか?」との問い合わせがよく入るようになった。賃貸仲介をするようになって20年余り、その間に何組かルームシェアで入居してもらったが、ほとんど早期に破綻している。その中で、卒業までルームシェアを完遂した女子大生さんのケースを紹介したいと思う。
東京女子体育大学に通う友人同士の2人が店にやってきたのは、もう18年前のことになる。新入生というのでなく、当初は別々に部屋を借りていたが、事情があって一緒に暮らしたいと言う。女性同士といっても年頃の娘さんである。
【確認した】
どちらかに彼氏でもできれば互いにプライバシーを求めるようになるし、2DKの部屋であっても片方にだけバルコニーがあったり収納がなかったり、で条件は違ってくるし、公共料金の精算でも折半とはいかなかったりする。なんせ携帯などなかった時代だから、固定電話の電話料金の精算など難しいものがあったのだ。正直なところ、ルームシェアでの部屋探しはあまり気が進まなかったのだが、2人がイスに座っている姿勢を見て、この2人なら大丈夫と確信が持てた。ジャージ姿だが、背筋を伸ばし膝もそろえていて、私の話を聞く時は眼を見て適度にうなずきながら聞くからとても話しやすい。希望条件を詳しく聞き、適当な部屋をいくつか案内したのだが、どれも気に入らないようだし何かハッキリしない。























