8月度・オフィスビル市況 都心部の空室率低下進む
住宅新報 2011年9月13日 号 3面
都心5区、0.45ポイント減
三幸エステート(東京都中央区)はこのほど、東京都心5区と全国6大都市の8月時点の大規模ビルのオフィスマーケットデータを発表した。東京都心5区は空室率が5.66%で、前月比0.45ポイント下がる一方、3.3平米当たり募集賃料は2万700円(前月比207円増)で5カ月ぶりに上昇するなど、改善傾向が見られた。
6大都市の空室率は、東京23区6.6%(前月比0.3ポイント減)、札幌市7.9%(同0.5ポイント減)、仙台市15.4%(同0.3ポイント減)、名古屋市10.1%(同0.9ポイント減)、大阪市10.5%(増減なし)、福岡市10.9%(同)だった。なお、同社が調査対象とする大規模ビルは基準階貸室面積で200坪(660平米)以上の賃貸オフィスビル。
グレードAは5%に改善
シービー・リチャードエリス(CBRE、東京都港区)がまとめた3大都市オフィス空室率・平均賃料速報(8月期)によると、東京23区の空室率は7.5%で前月比0.2ポイント低下、中でもグレードAビルは0.6ポイント低い5.0%に改善した。大阪市は横ばいの11.1%、名古屋市は0.2ポイント低下の12.9%だった。
3.3平米当たりの平均募集賃料は東京23区が1万2210円(前月比130円減)、大阪市が8390円(同10円増)、名古屋市が9490円(同150円増)だった。
5カ月連続で低下
三鬼商事(東京都中央区)によると、8月末時点における東京ビジネス地区(都心5区/千代田・中央・港・新宿・渋谷)のオフィスビルの平均空室率は5カ月連続で低下し、前月比0.11ポイント低下の8.65%に改善した。条件の良いビルへの統合や自社ビルからの移転の動きなどにより成約が進み、同地区全体の空室面積が1カ月間で約7400坪減少した。
区別に見ると、中央区を除く4区が前月比で空室率が低下。千代田7.73%(0.14ポイント減)、中央8.33%(0.33ポイント増)、港9.38%(0.1ポイント減)、新宿9.58%(0.31ポイント減)、渋谷8.34%(0.78ポイント減)だった。
既存ビルの空室率は8.5%で前月比0.05ポイント低下。月内に竣工した2棟のうち1棟が満室稼働した新築ビルは、17.15%で前月比3.28ポイント低下した。
調査対象ビルは基準階面積100坪以上の主要貸事務所ビル2656棟。





















