甲子高原フジヤホテル 古民家をサウナ宿に再生 地域資源として活用
住宅新報 2026年8月4日 号 5面

甲子高原フジヤホテル(福島県西郷村)は、サウナ開発のサウナイン(大阪市)と協業して、新たな滞在ブランド『EDGE SAUNA』の第2弾となる、明治時代の古民家を再生した一棟貸し宿泊施設『エッジサウナイン南会津福島』を福島県南会津町内で8月6日に開業する(写真)。
地方に眠る歴史的建築や自然資源を生かし、「高付加価値宿泊事業」へ転換する取り組みとなる。人口減少地域での持続可能な収益モデルの構築を目指す。国土交通省は、改正空家等対策特別措置法の施行などを通じ、全国で増加している空き家の活用や流通促進を重要施策に位置付けている。同施設も老朽化した古民家を単に解体するのではなく、地域資源として再生・活用する事例の一つとなる。
同施設は、尾瀬国立公園・田代山を源流とする湯ノ岐川沿いの約850坪の敷地に立地する。築130年以上の古民家の梁や柱を生かしつつ、現代的なデザインへ再構成。サウナや宿泊空間を備え、清流や森林など、地域特性の自然環境と一体となる滞在体験を提供する。サウナは単なる入浴施設ではなく、その土地の自然や歴史、文化を体感する入り口に位置付けている。
同社は今後も地域固有の歴史や自然を生かした滞在ブランドを各地へ展開する。創業の地である阿武隈源流でも旅館跡地の再生を計画している。小規模・高付加価値型の宿泊施設として、地域資源の活用を推進していく。





















