リアルゲイト×SQUEEZE 渋谷の築50年が再生 長期滞在可能な複合型ホテル4室も
住宅新報 2026年7月28日 号 7面
「JINNAN VALLEY」は、JR山手線、京王井の頭線、東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・銀座線・副都心線渋谷駅から徒歩4分に立地する延べ約1238㎡の地上5階地下1階建てをリアルゲイトが一括で借り上げ、1階に店舗1区画、2.3階に16~89㎡のシェアオフィス(8区画)、4階に25m2~36㎡の多目的個室仕様のオフィス(5区画)とホテル1室、5階にホテル3室を配置するなど、用途変更によって再生した。
ホテルは両社が共同展開し、SQUEEZEが運営を担う「SHIFT HOTEL」ブランドの第2弾。今年1月に渋谷区幡ヶ谷に開業に続く第2弾。29~47㎡の客室(最大定員8人)で構成しており、キッチンや洗濯乾燥機を標準装備。中長期滞在にも対応。宿泊客の9割以上は海外からのインバウンド需要によるものだという。
「JINNAN VALLEY」の特徴は、ホテル単体ではなく施設全体で収益を生み出す構成にある。ホテル、オフィス、店舗を組み合わせることで、建物全体の価値向上を図る考えだ。4階ライフスタイルオフィスは多目的個室仕様キッチンなど生活機能を備えた。ホテルとオフィスの中間的な位置付けの商品で、出張時の長期利用やスタートアップ企業、サロンなど幅広い用途を想定する。施設内オフィスのテナントとの連携も検討しており、利用者や来訪者の宿泊需要の取り込みも見据える。
ホテル運営では、チェックインから客室への入室までを非対面で完結できるシステムを採用。宿泊客は事前にスマートフォンなどで手続きを済ませ、現地ではタブレット端末を利用して入室する仕組みで、省人化と利便性の両立を図る。
リアルゲイトは築古ビルの再生事業を主力とし、スクイーズはアパートメントホテルの開発・運営や省人化システムを強みとしてきた。両社はそれぞれのノウハウを生かし、「SHIFT HOTEL」ブランドの展開を進める。スクイーズはホテルとオフィスを組み合わせた施設に加え、ホテル単独での展開も視野に入れており、既存ストックを活用した複合施設モデルとして事業を拡大していく考えだ。


























