賃貸住宅をホテル転用 三好不 部分コンバージョン提案
住宅新報 2026年7月28日 号 6面
三好不動産グループでプロパティマネジメントやホテル事業などを手掛けるミヨシアセットマネジメント(福岡市、笠清太社長)は、賃貸マンション「プレミネンテパーク舞鶴Ⅰ」(福岡市中央区)の空室8戸を宿泊施設へ用途変更し、7月27日に「TABIGOYA LIFE & TRIP TENJIN PARKSIDE」として開業した。建物全体ではなく一部住戸のみを宿泊施設へ転用する「部分コンバージョン」を、オーナー向けの新たなストック活用モデルとして提案する。
同物件は全36戸のうち空室となった8戸をホテルへ転用。建築資材や人件費の高騰で建て替えや大規模リノベーションの負担が増す中、既存アセットを生かしながら収益性向上を図る取り組みとして位置付ける。福岡市内では国内外からの宿泊需要が高まっており、同社は「通常の住居賃料を上回る宿泊収益が期待できる」とみている。
また、賃貸住宅をベースとした客室のため、キッチンや浴室、洗濯機などを備えたアパートメント型ホテルとして長期滞在需要にも対応。新築ホテルに比べて初期投資を抑えられるほか、ホテル市況が変化した際には再び住居へ戻せる「出口戦略」を確保できる点も特徴という。
同社では今回をモデルケースと位置付けるのではなく、オーナー向けの新たな資産活用策として展開する考えで、既に別の2棟でもホテル転用プロジェクトが進行中。開業に合わせ、既存入居者向けの無料試泊会や宿泊料金の優待制度も導入し、賃貸住宅と宿泊施設の新たな共存モデルを目指す。























