伊藤忠都市開発 御苑で15階に建て替え 敷地売却制度を活用
住宅新報 2026年7月28日 号 5面

伊藤忠都市開発は、東京都新宿区内の『御苑コーポビアネーズマンション敷地売却事業』で、マンション敷地売却組合から土地・建物を取得した。同社で初のマンション敷地売却制度活用事業となる。同区でもマンション建替法に基づく容積率緩和の特例を活用した初の建て替え事業となる。建て替え後は、15階建てで総戸数31戸の分譲マンションとなる。27年5月に工事着手し、29年4月に竣工・引き渡しを開始する。
対象物件は、70年に竣工した分譲マンション。東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前」駅徒歩3分に立地している。老朽化や耐震性への不安、水漏れなどを背景に建て替えの検討が進み、23年に同社が事業協力者に選定された。権利者との個別面談や説明会を重ねて合意形成を支えて今回、その土地・建物を取得した。
同事業は、マンション建替法容積率の許可を取得し、道路条件による約480%の容積率が約595%まで緩和されており、資産価値の向上を図る。マンション敷地売却制度は、法定要件を満たした区分所有者らの賛成により、敷地・建物を売却できる。事業期間の短縮化や組合運営の負担軽減につながる。
建て替え後の建物規模は、鉄筋コンクリート造15階建て延べ約2517m2。敷地約315m2。同社は、共同事業を含め、11件のマンションの建て替えを手掛けている。今後も中小規模マンションを中心に建て替え事業を推進する。





















